防食塗料
施工上のご注意
下地処理
ボンフロン®の優れた耐久性や高耐候性を十分に発揮させるためには、ていねいな下地処理が不可欠です。
金属下地
素地調整の種類
1種ケレン | 素地調整の程度 | グレード | 規格 | 研掃材の種類 | |
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SSPC | ISO(SIS) | ||||
黒皮、錆、塗膜を除去し、 清浄な鋼材面とする。 |
ホワイトメタル | SP-5 | Sa3 | サンドブラスト(河砂) ショットブラスト(鋼製球状粒子) グリットブラスト(鋼製多角状粒子) |
|
ニアーホワイトメタル | SP-10 | Sa2.5 | |||
コマーシャルブラスト | SP-6 | Sa2 | |||
スイープブラスト | SP-7 | Sa1 |
2種ケレン | 素地調整の程度 | 規格 | 工具の種類 | |
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SSPC | ISO(SIS) | |||
錆、塗膜を除去し、鋼材面を露出させる。 | SP-3 | St3 | ディスクサンダー、ワイヤーホイールなどの 電動工具と手動工具を併用する。 |
3種ケレン | 素地調整の程度 | 規格 | 工具の種類 | |
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SSPC | ISO(SIS) | |||
錆、劣化塗膜を除去し、鋼材面を露出させる。 但し、劣化していない活膜は残す。 |
SP-2 | St2 | ディスクサンダー、ワイヤーホイールなどの 電動工具と手動工具を併用する。 |
4種ケレン | 素地調整の程度 | 規格 | 工具の種類 | |
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SSPC | ISO(SIS) | |||
粉化物、付着物を除去し、活膜は残す。 | - | - | ディスクサンダー、ワイヤーホイールなどの 電動工具と手動工具を併用する。 |
化成処理 | 溶融亜鉛メッキ | 詳細 |
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リン酸塩処理 | リン酸処理溶液に浸漬させるか、 リン酸処理溶液による吹付を行う。 |
気象条件
- 5℃以下の低温、または85%以上の高湿では、施工を避けてください。
- 降雨・降雪時および、その直前・直後に施工すると、塗膜の流出や造膜不良が発生しますので、直ちに施工を中止し、シート養生して塗装面を保護してください。
- 強風の場合は、塗装ムラ、塗料飛散が発生しますので、施工を避けてください。
- 気象の変化により、下地や塗布面に結露が生じた場合には、塗膜の接着不良が起こりますので、直ちに施工を中止してください。
調合上のご注意
- 2液反応硬化型の塗料およびパテ材は、配合比に注意して調合し、硬化剤添加後は十分攪拌し混合ムラのないようにしてください。
- 2液反応硬化型の材料は、可使時間を厳守してください。
少量配合の場合は、はかりを使って調合してください。
可使時間に見合った量を調合してください。 - シンナーは、各材料ごとに専用シンナーを使用してください。
また、施工時の気温によって塗膜乾燥時間が異なりますので、その都度適切なシンナーと、塗料粘度を調整してください。
工事中の防火管理
工事中の防火管理については、こちらをご覧下さい。
東京消防庁 工事中の防火管理